夜、ふと空を見上げたことはありますか?
静かな星空を前にすると、私たちの心は自然と静まり返り、どこか懐かしく、そして少しだけ切なくなります。
それはきっと、宇宙が私たちに語りかけているから。言葉ではなく、光やリズム、そして「気配」という形で。
人間は太古の昔から、星々に意味を見出し、空の動きを暦とし、人生の指針としてきました。
占星術(アストロロジー)もその一つ。星の配置を読むことで、自分自身の内面や運命の流れに気づこうとする、宇宙との対話の方法です。
でも、現代を生きる私たちは、忙しさや情報の洪水の中で、「空を見上げる」というシンプルな行為を忘れがちです。
本当は、宇宙はいつだって私たちと繋がっていて、
月の満ち欠けが私たちの感情に波を与えたり、
流星が心の奥に眠っていた願いを呼び起こしたり、
惑星の位置がふとした「気づき」や「ひらめき」をもたらしたりしているのです。
占星術を信じるかどうかではなく、
「空と対話する感性」を取り戻すことが、今とても大切なのではないでしょうか。
🌌 例えば、今日、あなたが見上げた空はどんな色をしていましたか?
🌠 今日の月は、どんな形をしていましたか?
☄️ そして、あなたの心は、何を感じていましたか?
宇宙と語るということは、
星と自分を繋げること。
外の世界と内なる世界を調和させること。
そして、目に見えないけれど確かに存在する「大きな流れ」に、そっと耳を澄ませることです。
これからこの連載では、
毎月の天文現象と占星学の流れ、
そしてそこから感じ取れる心のメッセージを、やさしい言葉で綴っていきます。
星の声に耳を傾けたいあなたへ。
宇宙と、そっと繋がりたいあなたへ。
この場所が、小さな対話のはじまりとなりますように。